リャジスク (Ryazhsk)
人口は22,850人(2002年国勢調査)、1989年ソ連国勢調査では27,217人、2006年の推計では22,202人.
リャジスクは、1502年の記録にリャッスクの名で初出する. この町は要塞(クレムリ)のある町であり、オカ川水系のフプタ川とドン川水系のスタノヴァヤ・リャッサ川を結ぶ道(ヴォロク、連水陸路)を守っていた. この道を通じて、オカ川の水運とドン川の水運は繋がっており、物流の面でも重要であった. 16世紀や17世紀の記録ではリャスコイあるいはリャスコフの名でも記録に現れているが、この時期のリャジスクは、モスクワ南方に設けられロシア・ツァーリ国を守った要塞線・逆茂木線(Great Abatis Border)の一部をなす要塞であった.
1778年には市の地位を与えられ、郡の中心となった. 1870年代以降、鉄道の結節点としてリャジスクは成長した.